独立した二群の平均を比較

二つの母集団の平均差と、その不確かさを推定します。

ガイド · 基本統計 · 読了目安:4分

アプリのコマンド名、ワークシートの識別子、サンプルデータの値は原文のまま表示されます。スクリーンショット、グラフ、ダウンロードファイルは英語です。例では英語の元の数値表記を保持しており、小数点にはピリオド、桁区切りにはカンマを使用しています。

例: 緩衝材の圧縮力

各緩衝材32個ずつ、合計64個の独立した試験片を使用します。

例のデータをダウンロード(CSV、列名は英語)

Help で使用している例と同じです。CSVをインポートして手順に沿って操作するか、Helpの Open example in a practice copy を使用して入力値をあらかじめ設定します。

1. ワークスペースを作成

サイドバーで Basic Statistics を開き、Means: Two-Sample (t) を選択します。分析を作成して名前を付け、New blank worksheet を選択してから Create analysis を選択します。

2. 例のデータをインポート

上のCSVをダウンロードし、ワークシートにインポートします。区切り文字は Comma、小数点記号は Dot を選択し、First row contains column names を指定します。

3. 入力列を割り当て

Inputs の Test type で Two sample (independent) を選択します。Sample 1 に sample_1、Sample 2 に sample_2 を割り当てます。これらの列は、それぞれFoam AとFoam Bの測定値を含みます。試験片は独立しており、ワークシートの同じ行にあってもペアにはなりません。それぞれの標本の32個の測定値以外の空欄は、意図したものです。ペアの測定値の欠測ではありません。

4. 検定とグラフを設定

Significance level (α) に 0.05 を入力し、Alternative hypothesis で Two-sided (≠) を選択します。Assume equal variances は選択しません。このWelch結果を再現するには、Degrees of freedom で Integer — validation dataset convention を選択します。これにより56.3241を56に切り捨てます。Additional comparisons を開き、Include Mann–Whitney U test は選択しません。

Plot options を開きます。Histogram binning を Automatic、Histogram scale を Frequency に設定します。Show normal curve は選択せず、Show confidence interval for mean difference を選択します。

Means: Two-Sample (t): 例の列の割り当てと設定を表示したInputs画面
英語のInputs画面:分析を実行する前の、例の列と設定。 画像を原寸で表示 (新しいタブで開きます)

5. 分析を実行

Run analysis を選択し、Results を開きます。

6. 結果を解釈

  1. 独立した標本を確認

    各材料に異なる32個の試験片があります。標本1はFoam A、標本2はFoam Bです。Welch検定を使って、圧縮力の母平均を比較します。

  2. 差と区間を確認

    Foam AからFoam Bを引いた平均差は5.625 Nです。95%区間は−0.901–12.151 Nで、ゼロをまたぎます。p = 0.08975です。5%水準では、この調査から差があるとは結論づけられません。同等であるとも結論づけられません。この例では、整数の自由度56を使用します。

    平均差の信頼区間(英語)
    英語のグラフ:平均差の信頼区間。 グラフを原寸で表示 (新しいタブで開きます)
  3. 標本の分布の形を比較

    箱は各標本の中央の半分を示し、箱の中の線は中央値です。ひげとフェンス超過のフラグは観測値を記述するものであり、合否判定限界ではありません。Foam Bの標本標準偏差(SD)は約14.96 Nで、Foam Aの10.77 Nより大きくなっています。

    標本の箱ひげ図(英語)
    英語のグラフ:標本の箱ひげ図。 グラフを原寸で表示 (新しいタブで開きます)
  4. ヒストグラムを確認

    棒の高さは、値の区間に含まれる測定値の件数を表します。棒を信頼限界として扱わずに、形とばらつきを比較します。独立性は異なる試験片を使用することに由来し、このグラフによって示されるわけではありません。

    標本のヒストグラム(英語)
    英語のグラフ:標本のヒストグラム。 グラフを原寸で表示 (新しいタブで開きます)
  5. 結果が支持する範囲を判断

    緩衝材の選択に必要な改善量と、差の区間全体を比較します。区間が広すぎる場合は、追加データが役立つ可能性があります。pが0.05を超えても、性能が等しいことの証明にはなりません。

詳細:各結果セクションを確認

完全な結果表は、Helpと同じく有効数字六桁で表示されます。

二標本t検定

平均差は標本1から標本2を引いた値で、標準誤差はその不確かさを測ります。t統計量は、差を標準誤差で割った値です。自由度、α、対立仮説、方法、信頼水準は、推測の条件を記録します。信頼区間の下限と上限は、母平均の差の範囲を示します。「自由度の規約」は、Welchの自由度を整数にすることを記録します。「丸め前のWelch自由度」は56.3241、「使用した自由度」は56です。この設定はp値と区間幅に影響します。

二標本t検定 · 14行
統計量値
t統計量1.72662
自由度56
自由度の規約整数 — 検証用データセットの規約
丸め前のWelch自由度56.3241
使用した自由度56
p値0.0897498
平均差5.625
標準誤差3.25782
α0.05
対立仮説two-sided
方法Welchのt検定
信頼水準(%)95
信頼区間の下限-0.90119
信頼区間の上限12.1512
  • α=0.05(p=0.0897)でH₀ (μ₁ − μ₂ = 0)を棄却しません。
  • H₀: μ₁ − μ₂ = 0
  • H₁: μ₁ − μ₂ ≠ 0

標本の要約

nは測定値の件数です。平均、中央値、最小値、最大値、範囲は各標本を記述します。標準偏差(SD)は標本のばらつき、標準誤差(SE)はその平均の不確かさ、IQRは中央の半分の広がりを表します。各材料に32個の独立した試験片があります。

標本の要約 · 2行
標本n平均標準偏差(SD)標準誤差(SE)中央値最小値最大値範囲四分位範囲(IQR)
標本132184.92510.7661.90318185.15168.4209.240.816.9
標本232179.314.95732.6441178.2145.7211.76620.9

箱ひげ図の座標

Q1とQ3は中央の半分の境界で、その間に中央値があります。IQRはQ3からQ1を引いた値です。下側と上側のフェンスには1.5 × IQRを用い、ひげはフェンス内で最も外側にある観測値まで伸びます。これらの座標は合否判定限界ではありません。

箱ひげ図の座標 · 2行
標本Q1中央値Q3四分位範囲(IQR)下側フェンス上側フェンス下側ひげ上側ひげ
標本1175.85185.15192.7516.9150.5218.1168.4209.2
標本2170.275178.2191.17520.9138.925222.525145.7211.7

箱ひげ図のフラグ

各行には、フェンスを超えた値の「標本」「ワークシートの行」「値」が示されます。この表が空であることは、どちらの標本にもフェンス超過のフラグがないことを意味します。フラグは調査のきっかけであり、自動的に削除する理由ではありません。

箱ひげ図のフラグ · 0行
標本ワークシートの行値

このセクションで返された行はありません。

7. レポートを作成

Two-sample t-test 全体、Sample summaries、箱ひげ図の座標とフラグ、平均差の区間、箱ひげ図、ヒストグラムを残します。標本1から標本2を引くことと、Welchの自由度を整数にする規約を明記します。

完了した分析で Add to report を選択します。続いて Choose individual items and advanced options を開いて表とグラフを選び、 Add to draftを選択します。非表示の項目は保存済みの分析に残ります。

レポート名を入力し、調査の目的と解釈を追加します。 Saveで保存し、 Previewで内容を確認して、 Export → Download HTMLを選択します。以下の例には、画面外の結果も含め、選択した内容全体が含まれます。

このレポートはアプリで生成されており、内容は英語です。 このHelp例でアプリが出力した全内容。該当する表、グラフ、分析時の注記を含みます。 レポートの数値は、アプリの表示桁数に合わせています。エクスポートされたグラフは静的なグラフです。画面幅が狭い場合は、幅の広いグラフや表を横にスクロールできます。
レポートの例を見る: 独立した緩衝材の標本を比較

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