I-MR管理図を作成

個々の測定値と、連続する測定値間の変化を監視します。

ガイド · 工程管理(SPC) · 読了目安:4分

アプリのコマンド名、ワークシートの識別子、サンプルデータの値は原文のまま表示されます。スクリーンショット、グラフ、ダウンロードファイルは英語です。例では英語の元の数値表記を保持しており、小数点にはピリオド、桁区切りにはカンマを使用しています。

例: 接着剤の粘度

技術者が、連続する接着剤80バッチから一つずつ粘度の測定結果を記録します。すべての試料を、同じ手順で25 °Cで試験します。

接着剤粘度のサンプルデータをダウンロード(CSV、列名は英語)

Help で使用している例と同じです。viscosity_mpa_s にはmPa·s単位の測定値が入っています。batch_id、collected_at、observation_order は、各バッチとその順序上の位置を識別します。

1. 管理図のワークスペースを作成

サイドバーで Process control を開き、I-MR Chart を選択して分析名を入力します。New blank worksheet と Create analysis を選択します。

2. データをインポート

Worksheet で Import を選択します。ダウンロードしたファイルを選ぶか、その内容を貼り付けます。区切り文字を Comma、小数点記号を Decimal dot に設定し、First row contains column names を選択します。インポート内容をプレビューし、Import into worksheet を選択します。行は採取した順序のまま保ちます。

3. 入力列を割り当て

Inputs で列選択を開き、viscosity_mpa_s を Measurements に割り当てます。80個の測定値すべてを採取順に保ちます。移動範囲は、連続する二つの測定値から求めます。

Western Electric / AIAG rules を開きます。五つの任意ルール 7-point trend、6 on one side、14 alternating、2 of 3 beyond 2σ、4 of 5 beyond 1σ は、すべて On のままにします。

I-MR Chart: 例の列の割り当てと設定を表示したInputs画面
英語のInputs画面:粘度の列と、有効にした五つの任意シグナルルール。 画像を原寸で表示 (新しいタブで開きます)

4. 分析を実行

Run analysis を選択し、Results を開きます。

5. 結果を解釈

  1. 各点を理解する

    個別値管理図(I)の各点は、一つのバッチの粘度です。移動範囲管理図(MR)は、前のバッチからの変化の大きさを示します。最初の測定値には移動範囲がありません。

  2. 最初に移動範囲を確認

    観測52と53に対応する移動範囲は、管理上限71.994 mPa·sを超えています。測定値52への急上昇と、そこからの戻りを示します。この二つの変化は、同じ出来事による可能性があります。

    移動範囲管理図(MR、英語)
    英語のグラフ:隣接する粘度の変化(mPa·s)。最初の測定値には移動範囲がありません。 グラフを原寸で表示 (新しいタブで開きます)
  3. 通常と異なる測定値を探す

    観測52はバッチADH052で、1380.8 mPa·sです。個別値の管理上限1309.775 mPa·sを超えています(管理下限1192.558)。観測51と53の記録と比較します。高い測定値は調査すべき箇所を示しますが、原因を特定するものではありません。

    個別値管理図(I、英語)
    英語のグラフ:採取順に並べた80バッチの粘度(mPa·s)。 グラフを原寸で表示 (新しいタブで開きます)
  4. 調査すべき点を決める

    観測51–53のバッチ記録と試験室の記録を、試験温度や測定条件も含めて確認します。管理限界を変更する前に、調査結果を記録します。シグナルの詳細表では、インデックス51は管理図の観測52を示します。この表のインデックスは0から始まります。

詳細:各結果セクションを確認

完全な結果表は、Helpと同じく有効数字六桁で表示されます。

I–MRの要約

80個の観測値から、隣接する79個の移動範囲が得られます。三つのシグナル記録は、一つの個別値と二つの隣接した変化を表し、独立した三件の出来事ではありません。

I–MRの要約 · 10行
統計量/設定値
観測数(n)80
平均(X̄)1251.17
MRの平均22.0367
推定σ19.5361
シグナル3
7-point trendOn
6 on one sideOn
14 alternatingOn
2 of 3 beyond 2σOn
4 of 5 beyond 1σOn

管理限界とゾーン

どちらの管理図も単位はmPa·sです。限界は、通常と異なる観測値を含むこの系列から推定したもので、粘度の規格限界ではありません。

管理限界とゾーン · 6行
統計量/設定値
I CL1251.17
I LCL1192.56
I UCL1309.77
MR CL22.0367
MR LCL0
MR UCL71.9939

個別値と移動範囲

個々の粘度、移動範囲、ルールを一緒に確認します。最初の移動範囲は得られません。Worksheetで観測52とその前後の測定値を探します。隣接する二つの移動範囲は、急上昇と戻りを表します。

個別値と移動範囲 · 80行
観測I移動範囲(MR)個別値(I)のシグナル移動範囲(MR)のシグナル
11260.2—なし—
21258.61.6なしなし
31232.825.8なしなし
41250.617.8なしなし
51291.741.1なしなし
61242.848.9なしなし
71272.129.3なしなし
81237.634.5なしなし
912370.6なしなし
1012436なしなし
111238.24.8なしなし
12128041.8なしなし
131250.229.8なしなし
141274.824.6なしなし
151246.328.5なしなし
161232.513.8なしなし
171238.15.6なしなし
181215.222.9なしなし
191244.329.1なしなし
20126520.7なしなし
211252.712.3なしなし
221247.94.8なしなし
231246.61.3なしなし
241245.61なしなし
251253.98.3なしなし
261235.918なしなし
271253.918なしなし
281267.613.7なしなし
291254.313.3なしなし
301234.120.2なしなし
311262.328.2なしなし
321216.545.8なしなし
331245.829.3なしなし
341244.41.4なしなし
351260.716.3なしなし
361267.97.2なしなし
371273.96なしなし
381260.813.1なしなし
391283.422.6なしなし
40123746.4なしなし
411241.34.3なしなし
421250.39なしなし
431247.13.2なしなし
441218.928.2なしなし
45128970.1なしなし
461241.847.2なしなし
471253.611.8なしなし
4812551.4なしなし
491253.41.6なしなし
501273.820.4なしなし
511245.128.7なしなし
521380.8135.7Beyond 3σBeyond 3σ
531256.1124.7なしBeyond 3σ
5412488.1なしなし
55121731なしなし
561236.919.9なしなし
571256.619.7なしなし
581285.328.7なしなし
591226.259.1なしなし
601233.97.7なしなし
611263.529.6なしなし
621239.424.1なしなし
631243.23.8なしなし
641218.824.4なしなし
651272.653.8なしなし
661266.56.1なしなし
671246.819.7なしなし
681237.69.2なしなし
691225.512.1なしなし
701268.342.8なしなし
711242.226.1なしなし
721245.73.5なしなし
731252.97.2なしなし
741245.37.6なしなし
751241.73.6なしなし
761260.418.7なしなし
771258.71.7なしなし
781240.418.3なしなし
791230.89.6なしなし
801226.74.1なしなし

管理図のシグナル詳細

各行に、返されたインデックス、管理図、ルールが示されます。シグナルの端点インデックスは0から始まり、個別値管理図の観測ラベルは1から始まります。返されたインデックス51は観測52を示します。移動範囲は、各対の二つ目の観測に対応します。三つの記録が一つの単発的な出来事を表す場合があります。

管理図のシグナル詳細 · 3行
インデックス(返された値)管理図ルール
51IBeyond 3σ
51MRBeyond 3σ
52MRBeyond 3σ
  • シグナルの端点インデックスは0から始まります。I–MRの移動範囲シグナルは、各対の二つ目の観測に対応します。

6. レポートを作成

Individuals chart (I) と Moving range chart (MR) を、要約、管理限界、個別値、シグナルの詳細と一緒に残します。観測52の前後で確認した内容を記録します。

完了した分析で Add to report を選択します。続いて Choose individual items and advanced options を開いて表とグラフを選び、 Add to draftを選択します。非表示の項目は保存済みの分析に残ります。

レポート名を入力し、調査の目的と解釈を追加します。 Saveで保存し、 Previewで内容を確認して、 Export → Download HTMLを選択します。以下の例には、画面外の結果も含め、選択した内容全体が含まれます。

このレポートはアプリで生成されており、内容は英語です。 このHelp例でアプリが出力した全内容。該当する表、グラフ、分析時の注記を含みます。 レポートの数値は、アプリの表示桁数に合わせています。エクスポートされたグラフは静的なグラフです。画面幅が狭い場合は、幅の広いグラフや表を横にスクロールできます。
レポートの例を見る: バッチごとの接着剤粘度を追跡

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